
大工棟梁も憧れてしまう古民家
とても大変な改修でした。上屋根をかけての工事です。
もともとお店をやっていたのですが大幅に住宅に改造、
袖蔵部分で民泊もやることになりました。
古い床を利用して台所の床に仕上げたのはとても気に入っています。
屋根はご主人の強い希望によりもともとの瓦を利用して拭き替えました。
瓦おろしをして土もおろしすべて瓦屋さんがリサイクル再生してくれました。
土もハンマーで砕き、網でこしてから練機に入れて練り直し、粘りのある土を入れて再生。
瓦は1枚1枚ペーパーで削ったりケレンしたりと元の瓦を一切傷めずに綺麗にしていました。
構造に関しては当たり前ですが、まず家のゆがみをすべてチェックです。
これが何気に大変ですが基準となるものを決めないと
仕事がいい加減になってしまうので重要なのです。
あとは私の何十年分の知識を総動員して再生と改修を行いました。
とにかく古民家の再生だからと言って夏暑くて冬寒い家は作りたくないので、
現代の省エネルギー住宅の技術もとりいれています。
書くことが多すぎてとりあえず少しだけ
樋受はオーダーの特別注文で形を指定して作ってもらいました。
細かな金具は川越の懇意にしている鋸鍛冶屋さんの中屋滝次郎さんにお願いして作ってもらいました。
使えるものも、ベニヤで型をおこして幾度となく修正してもらいました。
外部も木製建具ですがすべて真空ガラスです。
黒漆喰、袖蔵洗い出し研ぎ出しはプロでも一見の価値があると思います。
ここまできれいに黒漆喰を塗れる左官屋さんを見るのは何十年ぶりです。
大津磨きもお施主さんの気に入った色になるまで吟味してやりました。
屋根の影森も影台もおもいっきり綺麗です。
袖蔵の洗い出しや研ぎ出しの色や仕上げもお施主さんとたくさん吟味して選びました。
後は川越市の蔵の宿 桝屋さんに泊まってたくさん見てください。


































